長野県山ノ内町という志賀高原の麓に位置する、自然豊かな場所でりんごなどを育てています。標高約600m、気候は典型的な内陸性気候で、年間平均気温は約11℃。
寒暖差が大きいため、高品質な果樹の栽培に適した風土です。
代々続くりんごの専業農家で、基本的には家族で農業をしていますが、収穫の繁忙期は親戚にも手伝ってもらっています。
うちの農園は慣行栽培でやっていますが、農薬は長野県の病害虫防除基準の3分の2に抑え、除草剤も一切使用せずに行っています。
りんごの王様とも言われるサンふじをメインに、つがる、シナノスイート、秋映、シナノゴールドなど、15種程を栽培しています。
その他、ぶどうやさくらんぼ、少量ですがプルーンやラ・フランスも栽培しています。
またジュースやジャムも作っていますので、年間を通じて楽しんでいただけますよ。
りんごが色付き、おいしく食べられるまでにはいくつかの工程を経ています。
順を追ってご紹介します。
雪がまだ畑に積もっているこの時期から、りんご作りは始まっています。
剪定とは、りんごがバランスよく実る様に枝を切る作業です。うちの農園では、特にこの工程にこだわっています。りんごの品質・味を左右すると言われる作業で、経験やスキルを必要とします。品種によって木の性格が異なるため、それぞれの特徴を考慮して行っています。その年に実のなるりんごのことだけではなく、将来のことも考えて行っています。
例年GW前後にりんごの花が咲きます。
特にサンふじを中心に、実のなる確率を上げるため、手作業で花粉を付けています。
りんごは1つのところから5~6つの花が咲きます。栄養を与えて実を大きくするために、1つに絞る作業を摘果を行います。
またりんごに太陽を満遍なく浴びさせ色付きを良くするために、りんごの周辺にある葉を取る葉摘も行います。
品種によって完熟する時期がことなるため、
頃合いを見極めながら、一番良いタイミングでりんごを収穫しています。